About Presence Audio

50年、まさに一場の夢、
更なる夢を求めて。
マイクロ・グループのLPレコードが発明されて10年、英国Deccaレコードのチーフ・エンジニアArthur Haddyがステレオ・ディスク録音システムを携えて太平洋を渡ったのは、1957年9月のことでした。目的は、ハリウッドのウエストレックスの研究室の一室で、ウエストレックスが開発した45/45方式のステレオ・ディスク録音システムとの一対比較を行うことで、ステレオ録音システムの将来を探るためでした。
この歴史的な出来事こそ、ステレオ・ディスク。レコード時代の幕開けだったのです。
それから40年、Deccaのステレオ録音技術は、永くヨーロッパの、いや全世界のレコード界のステレオ録音技術を支え続けてきました。その間、この録音技術に裏付けられたディスク・レコード再生技術も、基本的な部分は全く変わっていません。DeccaのV/L方式ステレオ録音システムは、原理的にはウエストレックスの45/45方式と同一の理論に帰一するためです。
もちろん、ステレオ・カートリッジもV/L発電機構のままで、すべてのステレオ・ディスク・レコードの再生に全く不都合を来しませんでした。カートリッジ内部の結線の極く一部を変えるだけで事足りたのです。
最初のカートリッジMarkⅠ以来、改良を重ねつつも、基本的な設計を変えることなく、アナログ・レコードの時代を生き抜き、その七番目のMark 7 も未だ健在、現役を勤めています。
